こんにちは、ヤクスンです。
これまで「収入の増やし方」や「資産を増やす方法」をお話してきましたが、今回は逆方向のお話。
せっかく築いた資産を減らさないための“防御力”についてです。
資産形成は、攻め(投資・副業など)と守り(保険・リスク管理)の両輪があってこそ。
守りを怠ると、一度の事故や病気、災害で長年積み上げた資産が一瞬でなくなることもあります。
保険は「万が一」に備えるための道具
多くの人が保険を「お得だから」「貯蓄にもなるから」という理由で選びますが、本来の目的は “経済的に耐えられない事態への備え” です。
たとえば…
- 長期入院で医療費が高額になる
- 世帯主が亡くなって収入がゼロになる
- 介護が必要になり生活費が増える
このような“人生を揺るがす事態”に対してこそ保険は力を発揮します。
逆に、自己資金でカバーできる範囲の出費に保険を使うのはコスパが悪いのです。
保険は「掛け捨て」が基本
僕が考える理想の保険の入り方はシンプルです。
- 死亡保障 → 必要な期間だけ、掛け捨ての定期保険
- 医療保障 → 公的医療保険の高額療養費制度でカバーできない分だけ
- 就業不能保障 → 長期収入減少リスクが大きい人だけ検討
「貯蓄型保険」は、一見お得に見えますが流動性が低く、解約すると大きな損失になるケースもあります。
貯蓄は銀行や投資信託で、自分の資産として持つ方が自由度が高いです。
リスク管理は「確率」と「損失額」で考える
リスクには2つの軸があります。
- 発生確率(高い or 低い)
- 損失額(大きい or 小さい)
原則として、
- 確率が低い × 損失が大きい → 保険で備える
- 確率が高い × 損失が小さい → 自己資金で対応
たとえば、自転車通勤のパンク修理費は、確率はそこそこ高いですが損失額は数千円程度。
これは日常の出費で十分対応できるため、保険に入るほどのことではありません。
※注 自転車のパンクの保険があるかどうかわかりません(笑) あくまでもたとえ話です。
僕の学び:保険を見直して固定費を減らした話
独以前の僕は、周りが入っているからという理由で、必要性を深く考えずに複数の保険に加入していました。
しかし収支を細かく見直す過程で、「経済的に耐えられるリスク」にまで保険料を払っていたことに気づいたんです。
見直しをして最低限の掛け捨て保険だけに絞った結果、毎月の保険料が大幅に減り、その分を貯蓄や運用に回せるようになりました。
この経験から、保険は“安心料”として必要な分だけ、残りは自分の資産として持つべきだと強く感じています。
まとめ
- 保険は「経済的に耐えられない事態」だけをカバーする
- 掛け捨てを基本に、必要な分だけ加入する
- 貯蓄は保険ではなく、自分でコントロールできる形で持つ
- リスク管理は「確率」と「損失額」で考える
次回は、保険で節約したお金をどう活用して、資産形成のスピードを上げるかについてお話しします。
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