貯金より大切な「お金の置き場所」|価値を守る3つの器とは
こんにちは、ヤクスンです。
僕たちは子どもの頃から「お金は貯金しなさい」と教えられてきました。
もちろん貯金は大切です。突然の出費や病気、災害などに備えるために、一定の現金を持っておくことは必要不可欠です。
しかし、もし貯金だけに頼っていると、知らないうちに「お金の価値が減っている」可能性があります。
お金の価値は“目に見えない形”で減っていく
物価が少しずつ上がるインフレの時代、同じ1万円でも10年後には買える量が減っているかもしれません。
つまり銀行口座に眠らせておくだけでは、「数字は減らないけど価値は減る」という現象が起こり得ます。
この事実を知らないと、「せっかく頑張って貯めたのに将来足りない…」という事態になりかねません。
僕もかつては「預金に置いておけば安心」と思い込んでいましたが、実際に物価が上がったときにその違いを痛感しました。
「安全」と「成長」のバランスを取る
僕がお金の置き場所を考えるとき、大きく3つの器に分けています。
- 生活防衛資金(最低限の現金)
- 生活費の6か月分程度
- 急な出費や病気・災害に対応するため
- 成長資金(資産を増やすお金)
- 投資信託や株式などの運用商品
- 長期的に育てるお金
- 夢実現資金(使うための貯金)
- 旅行、学び、趣味など
- 「いつ、何に使うか」が決まっているお金
このように器を分けることで、「全部を貯金」でもなく「全部を投資」でもない、安全と成長の両立ができます。
僕の失敗談から学んだこと
以前の僕は、全財産を普通預金に入れていました。
確かに安全ではありますが、数年後に物価が上がったときに「同じお金で買えるものが減っている」という現実に直面しました。
「貯金しているのに、なぜ安心感がないんだろう?」と悩んでいたのですが、原因は「置き場所を1つにしていたから」でした。
そこから考え方を変えて、「使うお金」「守るお金」「育てるお金」を分けるようになりました。
その結果、精神的にも余裕が生まれ、「お金に働いてもらう」という感覚を持てるようになったのです。
すぐにできる実践ステップ
もし今まで「とりあえず貯金」しかしていなかったなら、次のステップをおすすめします。
- まずは生活費6か月分を普通預金に確保する
- 余ったお金は一部を投資信託などで運用する
- 旅行や趣味のためのお金は別口座に分ける
これだけで、「安心」と「成長」を両立できる仕組みが整います。
まとめ
- 貯金は必要だが、それだけではお金の価値が目減りする可能性がある
- 「生活防衛資金」「成長資金」「夢実現資金」に分けることでバランスが取れる
- お金の置き場所を見直すだけで、未来の安心感が大きく変わる
次回は、この「成長資金」をどうやって増やしていくかについて、シンプルで初心者でも始めやすい方法を紹介します。
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